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LTR-4206E フォトトランジスタ データシート - T-1パッケージ - コレクタ・エミッタ間電圧30V - ブラックレンズ - 技術文書

ブラックレンズと日光フィルターを備えたLTR-4206Eシリーズフォトトランジスタの完全な技術データシート。仕様、特性、アプリケーションガイドライン、取り扱い手順を含みます。
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PDF文書カバー - LTR-4206E フォトトランジスタ データシート - T-1パッケージ - コレクタ・エミッタ間電圧30V - ブラックレンズ - 技術文書

1. 製品概要

LTR-4206Eシリーズは、標準的なT-1(3mm)パッケージに収められたフォトトランジスタです。この部品は、赤外線検出アプリケーション向けに特別に設計されています。その特徴は、レンズに組み込まれた特殊な暗色染料であり、周囲の可視光を効果的に遮断します。この設計により、様々な光電子システムにおいて赤外線エミッタと組み合わせる最適なパートナーとなり、環境光源からの干渉を最小限に抑えることで信号の完全性を高めます。

1.1 主な特長と利点

本デバイスは設計者にいくつかの利点を提供します。鉛フリー製品であり、RoHS環境指令に準拠しています。赤外線スペクトルにおいて高い放射感度を示します。ブラックレンズ材料によって実現された統合型日光フィルター機能は、様々な照明条件下での安定動作に不可欠です。その中核的な利点は、不要な可視光ノイズを除去しながら、赤外線信号を確実に検出する能力にあります。

1.2 対象アプリケーションと市場

LTR-4206Eは、一連の位置検出および遮断アプリケーション向けに設計されています。主な使用例としては、位置センサー、フォトインタラプタ(スロット型光スイッチ)、回転または直線運動検出用エンコーダ、汎用光スイッチが含まれます。これらのアプリケーションは、非接触センシングが必要なオフィスオートメーション機器、産業用制御装置、民生電子機器、安全装置で一般的です。

2. 技術パラメータ:詳細な客観的解釈

このセクションでは、データシートに規定された電気的および光学的パラメータの詳細な分析を提供し、回路設計におけるそれらの重要性を説明します。

2.1 絶対最大定格

絶対最大定格は、デバイスに永久的な損傷が発生する可能性のあるストレスの限界を定義します。最大許容損失は100 mWであり、これは熱設計の限界を決定します。コレクタ・エミッタ間電圧(Vce)は最大30Vまで耐えられますが、逆エミッタ・コレクタ間電圧(Vec)は5Vに制限されており、フォトトランジスタの非対称性と正しい極性の重要性を示しています。動作温度範囲は-40°Cから+85°Cであり、産業用および民生用環境に適しています。リードはんだ付け温度は、本体から1.6mmの位置で最大5秒間260°Cと規定されており、組立プロセスに関する明確なガイドラインを提供します。

2.2 電気的・光学的特性

特性は、標準環境温度(Ta)25°Cで定義されています。主要なパラメータには、コレクタ暗電流(ICEO)が含まれます。これは、Vce=10V、無照射時に最大100 nAです。この低い暗電流は、良好な信号対雑音比を達成するために不可欠です。オン状態コレクタ電流(ICON)は、Vce=5V、940nm光源からの放射照度(Ee)1 mW/cm²で測定される重要なパラメータです。この電流は、異なるビングレード間で大きく変化し、これはデバイスのグレーディングシステムの中核部分です。立ち上がり時間と立ち下がり時間(tr, tf)は、指定された試験条件(Vcc=5V, Ic=1mA, RL=1kΩ)下でそれぞれ典型的に10 µsであり、デバイスのスイッチング速度を定義します。半感度角(θ½)は±20度であり、角度方向の受光特性を記述します。分光感度は波長(λS MAX)900 nmでピークを持ち、800 nmから1100 nmの帯域幅(λ)を持ち、近赤外領域に最適化されていることを確認しています。

3. ビニングシステムの説明

LTR-4206Eは、主にオン状態コレクタ電流(ICON)に対してビニングシステムを採用しています。このシステムは、標準化された試験条件下で測定された感度に基づいてデバイスを分類します。データシートには、BからFまでのラベルが付けられたビンがリストされています。例えば、ビンBのデバイスはICONの範囲が0.4 mA(最小)から1.2 mA(最大)であるのに対し、ビンFのデバイスは6.4 mA(最小)以上です。このビニングにより、メーカーや設計者は、特定のアプリケーション要件に合わせて一貫した性能レベルの部品を選択でき、回路の安定性と予測可能な動作を確保できます。設計者は、生産用に部品を選択または指定する際に、特定のビンコードを参照する必要があります。

4. 性能曲線分析

データシートには、非標準条件下でのデバイス動作を理解するためのいくつかの代表的な特性曲線が含まれています。

4.1 コレクタ暗電流 vs. 環境温度

図1は、コレクタ暗電流(ICEO)が環境温度の上昇とともに指数関数的に増加することを示しています。これは半導体の基本的な挙動です。設計者は、高温アプリケーションではこの増加したリーク電流を考慮する必要があります。なぜなら、これはオフ状態の信号レベルとノイズフロアに影響を与える可能性があるからです。

4.2 相対コレクタ電流 vs. 放射照度

図4は、出力コレクタ電流と入射赤外線放射照度の関係を示しています。この曲線は、かなりの範囲で一般的に線形であり、これはアナログセンシングアプリケーションにとって望ましい特性です。この伝達関数を理解することは、特定の光強度測定のためにセンサーを較正するための鍵となります。

4.3 相対放射感度 vs. 波長

図5は、分光感度曲線を示しています。これは、約900 nmでピーク感度を持ち、短波長側(可視光)と長波長側(赤外線)の両方で明確なロールオフを示しています。ブラックレンズ材料は、曲線に見られるように、可視スペクトルでの応答を減衰させるのに寄与しています。このグラフは、検出器と選択された赤外線エミッタ(通常850nm、880nm、または940nm)の波長との互換性を確保するために極めて重要です。

4.4 角度変位特性

図6は、光軸からの角度変位の関数としての相対感度を示しています。感度パターンはほぼ余弦的であり、半感度点は±20度です。この情報は、スロット型フォトインタラプタや反射型センサーなどの設計における機械的な位置合わせにとって重要であり、位置ずれの許容範囲を定義します。

5. 機械的およびパッケージ情報

5.1 外形寸法

デバイスは標準的なT-1(直径3mm)パッケージを使用しています。主要な寸法には、本体直径、リード間隔、全長が含まれます。リード間隔は、リードがパッケージから出る位置で測定されます。フランジ下の樹脂の最大突出量は1.5mmであると指定されており、これはPCBレイアウトとクリアランスにとって重要です。

5.2 推奨はんだパッドおよび極性識別

図7は、PCB設計のための推奨はんだパッドフットプリントを提供しています。パッドレイアウトは非対称で、一方のパッドがカソード用、もう一方がアノード用に指定されています。カソードは通常、より長いリードまたはパッケージ本体の平らな部分で識別されます。このフットプリントに従うことで、適切なはんだ付けと機械的安定性が確保されます。信頼性の高いはんだ接合を達成するために、推奨される銅面積およびソルダーレジストパターンが指定されています。

6. はんだ付けおよび組立ガイドライン

信頼性のためには適切な取り扱いが重要です。リードは、レンズの基部から少なくとも3mm離れた位置で成形する必要があり、基部を支点として使用してはいけません。成形は、常温ではんだ付けの前に行う必要があります。PCB組立中は、最小限のクリンチ力を使用する必要があります。はんだ付けについては、レンズをはんだに浸すことは避け、デバイスが熱いうちにリードに外部応力を加えてはいけません。推奨はんだパッド設計(セクション5.2参照)に従う必要があります。洗浄については、イソプロピルアルコールなどのアルコール系溶剤のみが推奨されます。

7. 保管および取り扱い上の注意

デバイスは、30°C以下、相対湿度70%以下の環境で保管する必要があります。元の防湿包装から取り出した場合は、3ヶ月以内に使用する必要があります。元の包装外での長期保管の場合は、乾燥剤を入れた密閉容器または窒素雰囲気が推奨されます。最も重要な取り扱い上の懸念は、静電気放電(ESD)です。デバイスはESDに敏感です。接地されたリストストラップ、静電気防止作業台、イオナイザー、保管および輸送中の適切なシールド容器の使用を含む、包括的なESD防止対策が提供されています。ESD管理を監査するための詳細なチェックリストがデータシートに含まれており、従業員の接地、作業台の設定、デバイス取り扱い手順をカバーしています。

8. アプリケーション提案および設計上の考慮事項

8.1 代表的なアプリケーション回路

フォトトランジスタは、通常、エミッタ接地構成で使用されます。負荷抵抗(RL)は、コレクタと正電源(Vcc)の間に接続されます。エミッタはグランドに接続されます。出力信号はコレクタノードから取り出されます。RLの値は、出力電圧スイングとスイッチング速度の両方に影響します(図3に示す通り)。より小さなRLは、より高速な応答を提供しますが、所定の光電流に対して出力電圧変化は小さくなります。設計者は、特定のニーズに基づいて速度と利得のバランスを取る必要があります。

8.2 赤外線エミッタとの組み合わせ

最適な性能を得るためには、LTR-4206Eは、そのピーク発光波長が検出器の感度範囲(800-1100 nm、ピーク900 nm)内に収まる赤外線LEDと組み合わせる必要があります。一般的な選択肢は、850nm、880nm、または940nmのエミッタです。エミッタの駆動電流と、エミッタと検出器間の位置合わせは、システムの検知距離と信頼性を決定する重要な要素です。

8.3 周囲光干渉の最小化

ブラックレンズは可視光を大幅に除去しますが、完全ではありません。強力または変化する周囲光(例:日光、蛍光灯)が存在する環境でのアプリケーションでは、追加の対策が必要になる場合があります。これには、光学的シールド(バリア)、赤外線エミッタ信号の変調と受信回路での同期検波の使用、または人工照明に典型的な商用周波数(50/60 Hz)の信号を除去するための電気的フィルタリングの使用が含まれます。

9. よくある質問(技術パラメータに基づく)

Q: ブラックレンズの目的は何ですか?

A: ブラックレンズには、可視光フィルターとして機能する染料が含まれています。可視スペクトルの周囲光を減衰させ、フォトトランジスタが主に赤外線に応答するようにし、背景照明のある環境での信号対雑音比を向上させます。

Q: 自分のアプリケーションに適切なビンをどのように選択すればよいですか?

A: ビンの選択は、必要な感度に依存します。回路が所定の赤外線レベルに対してより高い出力電流を必要とする場合(例:より長い検知距離、またはより弱いエミッタの場合)、より高いビン(例:D、E、F)を選択します。多くのユニット間で一貫性を必要とするアプリケーションでは、より狭いビン範囲を指定します。セクション2.2のICON表を参照してください。

Q: これは可視光の検知に使用できますか?

A: いいえ。デバイスの分光応答とブラックレンズは、可視光を遮断するように特別に設計されています。可視光範囲での感度は最小限です。可視光検出には、クリアまたは拡散レンズを持ち、異なる分光応答を持つフォトトランジスタを選択する必要があります。

Q: 10 µsの立ち上がり/立ち下がり時間の重要性は何ですか?

A: これはデバイスのスイッチング速度を指定します。約数十キロヘルツまでの変調周波数を必要とするアプリケーションで使用できます。非常に高速な通信(MHz範囲)には、フォトダイオードまたはより高速なフォトトランジスタがより適切です。

10. 動作原理

フォトトランジスタは、ベース領域が光にさらされているバイポーラ接合トランジスタです。十分なエネルギー(この場合は赤外線波長に対応)を持つ入射光子は、ベース・コレクタ接合部で電子-正孔対を生成します。これらの光生成キャリアはベース電流として作用し、その後トランジスタの電流増幅率(ベータ、β)によって増幅されます。これにより、一次光電流よりもはるかに大きなコレクタ電流が生じます。LTR-4206Eは光導電モードで動作し、印加されたVceバイアスが接合部を横切ってキャリアを掃引し、その感度と速度に寄与します。

LED仕様用語集

LED技術用語の完全な説明

光電性能

用語 単位/表示 簡単な説明 なぜ重要か
発光効率 lm/W (ルーメン毎ワット) 電力ワット当たりの光出力、高いほどエネルギー効率が良い。 エネルギー効率等級と電気コストを直接決定する。
光束 lm (ルーメン) 光源から発せられる全光量、一般に「明るさ」と呼ばれる。 光が十分に明るいかどうかを決定する。
視野角 ° (度)、例:120° 光強度が半分になる角度、ビーム幅を決定する。 照明範囲と均一性に影響する。
色温度 K (ケルビン)、例:2700K/6500K 光の暖かさ/冷たさ、低い値は黄色がかった/暖かい、高い値は白っぽい/冷たい。 照明の雰囲気と適切なシナリオを決定する。
演色性指数 無次元、0–100 物体の色を正確に再現する能力、Ra≥80は良好。 色の真実性に影響し、ショッピングモール、美術館などの高要求場所で使用される。
色差許容差 マクアダム楕円ステップ、例:「5ステップ」 色の一貫性指標、ステップが小さいほど色の一貫性が高い。 同じロットのLED全体で均一な色を保証する。
主波長 nm (ナノメートル)、例:620nm (赤) カラーLEDの色に対応する波長。 赤、黄、緑の単色LEDの色相を決定する。
分光分布 波長 vs 強度曲線 波長全体の強度分布を示す。 演色性と色品質に影響する。

電気パラメータ

用語 記号 簡単な説明 設計上の考慮事項
順電圧 Vf LEDを点灯するための最小電圧、「始動閾値」のようなもの。 ドライバ電圧は≥Vfでなければならず、直列LEDの場合は電圧が加算される。
順電流 If LEDの正常動作のための電流値。 通常は定電流駆動、電流が明るさと寿命を決定する。
最大パルス電流 Ifp 短時間耐えられるピーク電流、調光やフラッシュに使用される。 パルス幅とデューティサイクルは損傷を避けるために厳密に制御する必要がある。
逆電圧 Vr LEDが耐えられる最大逆電圧、それを超えると破壊される可能性がある。 回路は逆接続や電圧スパイクを防ぐ必要がある。
熱抵抗 Rth (°C/W) チップからはんだへの熱伝達抵抗、低いほど良い。 高い熱抵抗はより強力な放熱を必要とする。
ESD耐性 V (HBM)、例:1000V 静電気放電に耐える能力、高いほど脆弱性が低い。 生産時には帯電防止対策が必要、特に敏感なLEDには。

熱管理と信頼性

用語 主要指標 簡単な説明 影響
接合温度 Tj (°C) LEDチップ内部の実際の動作温度。 10°Cの低下ごとに寿命が2倍になる可能性がある;高すぎると光衰、色ずれを引き起こす。
光束減衰 L70 / L80 (時間) 明るさが初期の70%または80%に低下するまでの時間。 LEDの「サービス寿命」を直接定義する。
光束維持率 % (例:70%) 時間経過後に残った明るさの割合。 長期使用における明るさの保持能力を示す。
色ずれ Δu′v′またはマクアダム楕円 使用中の色変化の程度。 照明シーンでの色の一貫性に影響する。
熱劣化 材料劣化 長期的な高温による劣化。 明るさ低下、色変化、または開放回路故障を引き起こす可能性がある。

パッケージングと材料

用語 一般的な種類 簡単な説明 特徴と応用
パッケージタイプ EMC、PPA、セラミック チップを保護し、光学的/熱的インターフェースを提供するハウジング材料。 EMC:耐熱性が良く、低コスト;セラミック:放熱性が良く、寿命が長い。
チップ構造 フロント、フリップチップ チップ電極配置。 フリップチップ:放熱性が良く、効率が高い、高電力用。
蛍光体コーティング YAG、珪酸塩、窒化物 青チップを覆い、一部を黄/赤に変換し、白に混合する。 異なる蛍光体は効率、CCT、CRIに影響する。
レンズ/光学 フラット、マイクロレンズ、TIR 光分布を制御する表面の光学構造。 視野角と配光曲線を決定する。

品質管理とビニング

用語 ビニング内容 簡単な説明 目的
光束ビン コード例:2G、2H 明るさでグループ化され、各グループに最小/最大ルーメン値がある。 同じロット内で均一な明るさを保証する。
電圧ビン コード例:6W、6X 順電圧範囲でグループ化される。 ドライバのマッチングを容易にし、システム効率を向上させる。
色ビン 5ステップマクアダム楕円 色座標でグループ化され、狭い範囲を保証する。 色の一貫性を保証し、器具内の不均一な色を避ける。
CCTビン 2700K、3000Kなど CCTでグループ化され、各々に対応する座標範囲がある。 異なるシーンのCCT要件を満たす。

テストと認証

用語 標準/試験 簡単な説明 意義
LM-80 光束維持試験 一定温度での長期照明、明るさの減衰を記録する。 LED寿命の推定に使用される (TM-21と併用)。
TM-21 寿命推定標準 LM-80データに基づいて実際の条件下での寿命を推定する。 科学的な寿命予測を提供する。
IESNA 照明学会 光学的、電気的、熱的試験方法を網羅する。 業界で認められた試験基盤。
RoHS / REACH 環境認証 有害物質 (鉛、水銀) がないことを保証する。 国際的な市場参入要件。
ENERGY STAR / DLC エネルギー効率認証 照明製品のエネルギー効率と性能認証。 政府調達、補助金プログラムで使用され、競争力を高める。